古くから日本家屋の玄関で住人を識別し、存在を明らかにしてきた表札には、その家に合ったサイズがありました。

現在であれば、かなりの自由度があり、取り付ける場所などで制約はあっても、このサイズでなければいけないなどの制約はありません。

元々、看板としての機能でもあった表札は、現在でいう事業領域などを表すものでもありました。

個人の家では苗字を名乗ることができるだけでも一定の地位であったころには、その権力を表すものでもあったわけです。

そのために、ただ大きければいいというわけでもありませんでしたし、上下関係の中でも大きさに縛りがあったりもしたようです。

 

サイズとしてよく関東型とか関西型といわれるものがあります。

これは、関東型は元々姓名両方を書きいれることを前提として作られたために、縦長のサイズになり、関西型は商業用や見栄の意味合いが強く姓のみを書きいれるために関東よりも短く横幅があるものになったといわれています。

関東ではこのサイズが推奨されるとか、そういった意味で関東型などといわれているわけではないのです。

 

現在では取り付け位置の問題さえクリアすれば、どんなサイズの表札でも取り付けることができます。

ですが、家の顔でもある表札は、その家自体を表すものでもありますから、無用に大きいものをつけるべきではありません。

全体のバランスなども考え、表札として主張しながらも不必要に目立ちすぎないような大きさを選ぶことが大切なのです。