数多くの種類が選択できるようになった現代の表札

日本式の家屋が全盛だったころ、建築素材に選ばれていたものは木材が主流でした。

当然玄関周りなども木製で、それに合わせた表札を考えた場合には、素材的にも同じ木製を選ぶことが多かったわけです。

そのため種類を考えた場合には、あまり多くの種類があったとはいえません。

木材のほかに素材の種類としては、石材ぐらいだったのです。

その後、住宅建築物もかなり様変わりをしてきました。

それまでの集団文化から、個々の個性を重視するような建築物が増え、建築材料なども格段に増えてきました。

それに合わせて表札も多くの種類のものが製作されるようになってきたのです。

これには素材の選択の幅が広がったということだけではなく、各業界のデザイナーや業者などのたゆまぬ努力もあったことを忘れてはいけません。

デザイナーとして、常に新しいことに目を向けるものです。

温故知新のように古きもののなかにも新たな発見があったりもしますし、自分の領域から一歩踏み出すことで、新たな発見も出てきます。

そのため、今までではなかったような、鍛造の表札やセラミックスでできている表札なども登場するようになりました。

さらには玄関や門扉の壁の施工に合わせて、ブロック状に加工されたガラス製の表札などもあります。

透明感のあるガラスをブロックの一部として組み込むことで、今までにはない質感を出すこともできるわけです。

こういったものの種類は常に増えていきます。

その裏にはデザイナーの努力を考えると、また違った視点で表札などを見ることができるのです。